高齢者に対するスポーツ振興
近年、生涯学習の考え方が広まっており、その中に高齢者に対するスポーツの振興も位置付けることができるといえるでしょう。各市町村などでは、高齢者に対する生きがいづくりとして、文化的活動やスポーツを奨励する動きがみられています。
その際に重視されていることは、高齢者に対する健康の維持・増強やみんなで集う楽しみとしての活動、また身体を動かすことによるストレスの発散などがあげられるでしょう。そこで注意するべきこともいくつかあるかと考えられます。
・実施する種目は、高度な技術やトレーニングを必要とせず、誰もがいつでも加入参加できる種目・内容とすること
・高齢者の体力、健康、興味が持続する時間を考慮して数種類の種目を考案すること
・数種目の実施で健康づくりに必要な時間を定期的にとり、生活時間帯の中に位置づけること
・「競わず、争わず」をモットーとし、協調と包容力を育成するような種目・内容にすること
・健康づくりが目的である場合、その意義と方法を理解していただくための理論の説明と活動プログラムの方法・内容を理解してもらい、健康維持の意義から外れないようにすること。
・グループで実施することの意義を理解してもらい、実施するプログラムの中で、交流会・研修旅行・忘新念会などのその他のクラブ行事の中で仲間づくりがなされるように配慮すること
・プログラムの集団活動の中でもできるだけ個人の健康・体力度を考慮し、同じ種目内容でもある程度自由に運動量と方法を変更できるようにすること
・各自の運動欲求が満たされるように、活動を保証する、下手だからといって除け者にされるようなことがないこと
・「お喋り」ができる時間をとること、喋り合う中で孤独感や不安感を解消させ、精神的なストレスが軽減されるようにすること
・スポーツの指導を通じて、生きがいづくりと結び付けさせること、各自の趣味による文化的・生産的な活動の機会と場をもたせるようにすること
様々な条件があるでしょうが、今後の高齢社会の中で、スポーツと高齢者の結び付きは強くなっていくものと思われます。